知らなかった!お祝い返しってしなきゃいけないのね
待望の我が子が生まれ、お互いの両親も大喜びしてくれた。連日それぞれのジジババが押し寄せ、親戚やご近所の人からの出産祝いを持ってきてくれる。実母はもちろんのこと、お姑さんも育児や家事を手伝ってくださり、主人も育休取得まではしなかったが、なるべく残業をしないで帰ってきてくれる。
赤ちゃんは五体満足で生まれてきてくれて、お乳ののみっぷりも凄い。今のところ夜泣きもないし、私は恵まれた新米ママだと自分でも思う。毎日が驚きと喜びの連続で、我が子のホームビデオや写真がじゃんじゃん増えていった。夫はわざわざ写真プリントの質が良いという隣町の写真店まで通い、お気に入りの1枚を定期入れに入れて持ち歩いている程だ。
授乳、排泄、お風呂の世話、毎日忙しく日々が過ぎていく中でも、少しずつ生活に慣れ、あれこれ考える余裕もできてきた頃、ふっと実母から出産内祝いの話をされて青ざめた。知らなかった!お祝い返しってしなきゃいけないのね。そういうと母もまた青ざめた。まさか私が内祝いをしていないとは思っていなかったらしい。お祝いをくださったのは実家のご近所の方たちや母の友人なども含まれている。その方たちに非礼をしていたとは、母もびっくりだ。
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慌ててお祝いを頂いた人たちをリストアップして、急遽内祝いを用意することになった。やっと首が座り外に出られるようになった我が子を胸にかかえ、母に付き添ってもらってデパートまで出産内祝いを頼みに行くことになったのだが、こんなのんびりした新米母はデパートの窓口の人からしても珍しいだろう。我が子の名前を熨斗に入れてもらい、砂糖にも我が子の名前が入ったコーヒーセットを用意して、やっと安心できた。